だいぶ空きましたが、前回の予告にあった、代用しまくりによって生まれてしまった認知負荷の高い麻雀の様子を書きます。
経緯
「よし、麻雀するか」「ええよ」
実家に帰省中の私が何も考えずに放った一言と、何も考えずに乗ってきた弟の返答によって、麻雀が始まりました。
当時の実家の様子
- 麻雀牌がない
- マットもフェルトもない
- 点棒がない
- 2人しかいない
……麻雀が、始まってしまったんです。
準備
まず、牌の代わりになるものを探す必要がありました。
「タロットで行けんか?枚数近いやろ」
マレーシア麻雀はピンズ36枚に字牌28枚、花牌16枚、飛4枚の合計84枚が必要です。*1ここでタロットの枚数を見てみましょう。
大アルカナ22枚、小アルカナは1スート14枚が4スートで56枚の合計78枚
「UNOは……厳しいか、同じ数字に色4つは面倒すぎる」
ということで、
各スートの2から10をピンズに、剣・杯・棒・星の絵札をそれぞれ東南西北に、IからIVを白、VからVIIIを發、IXからXIIを中、XVIIIからXXIを飛にしてUNOを花牌にしました。バカじゃないの?バカなんです。
整列した「牌」たち
実戦
……キッツい。
まずトランプやUNOと違ってタロットには隅に数字がなく、上にローマ数字が一ヵ所記されているだけなので、絵柄を覚えてでもいない限り普通に持ってもなんの札かわかりません。
麻雀なので、当然手には13枚持っておく必要があります。
もうお分かりですね?
縦に持つことになりました。
遊んでいる様子
これを麻雀と言い張る勇気。
花とみなしたUNO札も色がわかれていますが、これは青が東、赤が南、黄が西、緑が全員共通に対応します。東南までは五行が木と火で素直に対応したんですが、UNOには白がないので土の黄色を西に持ってきて残りを共通に当てました。
ちなみに、点棒なんてものはない上に2人しかいないのでスマホの電卓でプラスかマイナスかの表示にしています。
終幕
-5000になったら終わりのルールで遊んでいたら、なんか負けました。
10局くらいしたあたりで急に弟の勝ちが早くなり、3局で6300持っていかれて飛ばされた。やはりカンは偉大。
私(東家)がアガっている様子
これを見て何点のアガリか言えるようになっていたら君も立派なマレーシア麻雀人口の1人だ!
答え:ツモ、東、中、ドラ2の1000点
感想・わかったこと
- タロットとUNOの代用は、遊べるか遊べないかでいうと遊べる
- 違う大きさのカードをひとつの山にして運用すると混ぜにくい
- 三元牌と飛がマジでわかんなくなる
- 捨て牌が
認識的に読めないので鳴くに鳴けない - 同種の牌がどれ一つとして同じ見た目じゃないのは結構な負担
- 数牌は考えやすいので順子に逃げがち
- 麻雀牌ってすごいんだなぁ
以上です。
弟「もうええ」
かわいそうなので、牌をちゃんと持って帰ってもう一度仕込んでやろうと思います。
*1:2人で楽しい麻雀というのはマレーシア麻雀の他にないため、このチョイスは正しい